2017-06

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女たちのちから

 本当にまた長くお休みしてしまいました。
 その間、のぞいてくださった方がだいぶいて、もうしわけないことです。

 このひと月の間もいろいろとありました。
 少しずつ紹介したいと思います。

 昨日は、私の地元明石で、「ミツバチの羽音と地球の回転」上映会がありました。「脱原発たこの会」というチェルノブイリ原発事故の頃に結成されたグループの主催です。300人の会場で二回上演、500人の参加ということで明石としては画期的な人数です。
 打ち上げにも参加させてもらいましたが、鎌仲さんも、トークもさることながら、飲む席でも元気印、主催した「たこの会」の女性陣もかしましく元気なのですが、とにかく、今の状況の中で、女の人のパワーは貴重なものだと思いました。
 
 鎌仲監督の講演会と藤波心ちゃんが入ってのトークショーもありました。
 藤波心ちゃんは、今14歳、中三のアイドルで姫路が実家とのこと。とてもしっかりした話しぶりで、びっくりしました。原発事故にショックを受け、アイドルとしてのブログで原発のことを発信、だいぶ叩かれたりたいへんだったそうですが、それにも負けず、今も発信し続けているとのこと。
 鎌仲監督いわく、大学での上映会で話をすると、「原発はやはり必要」と意見を言う大学生も多い(教科書にそう書いてある)。そんな中、こんな中学生もいるんだ、と僕も思います。女子中学生のパワーもすごい!
 心ちゃんは、今日の大阪での「さよなら原発 関西のつどい」でも、山本太郎さんとトークショーに出る予定だそうです。

 さよなら原発 関西のつどい
  10月16日11時から エル・おおさか大ホール (天満橋駅西へ300メートル)
  参加費 当日1500円
  主催  とめよう「もんじゅ」関西連絡会  脱原発政策実現全国ネットワーク・関西福井ブロック
  連絡先 ストップ・ザ・もんじゅ  072-843-1904

 
 これも女性パワーの話。
 だいぶさかのぼりますが、9月19日のさよなら原発・5万人集会で、武藤類子さん(ハイロアクション福島原発40年実行委員会)が、福島県民を代表してされたあいさつを、メールで読みましたが、とても心打たれるものでした。9月11日の神戸の集会に来られた、同じくハイロアクションのメンバーで、現在九州に避難している宇野朗子(さえこ)さんの発言も、心ふるえるものでしたが、以前たこ焼きキャンプの広報をお願いするためにお会いした、「やまなみ農園」の佐藤幸子さんといい、福島で脱原発のことで活動している女性は、人間としてとても魅力のある方ばかりのように思いました。

 その「福島の女たち」100人が、10月27日から30日まで、経産省の前で座り込みをするそうです。題して『原発いらない福島の女たち100人の座り込み』。
 なんとか応援したものだと考えています。

 その座り込みの情報と武藤類子さんの発言、以下に引用しました。





『原発いらない福島の女たち100人の座り込み』アクション

(以下、送られてきたメールからの転送)

 みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
 実は急な話なのですが、日本中の原発を止めるために、『原発いらない福島の女たち100人の座り込み』アクションを起こそうと思っ ています。
 時は国会会期中の10/27(木)、10/28(金)、10/29(土)の3 日間です。
 場所は東京国会議事堂や経産省や東電付近です。朝10:00頃~15:00頃まで。 呼び掛け人と実際に参加出来る方を募っています。
 呼び掛け人は福島在住者と県外避難者です。 参加は日本中からの募集です。3日全部でなくても大丈夫です。
 まだ、きっちり何も決まっておりませんが、 とにかくご賛同、ご参加の意志をお知らせ下されば嬉しいです。
 宜しくお願いします。
───────────────────────────────

追伸

 昨夜、郡山市で第1回ミーティングが開かれ、熱い議論の末、アクション企画「原発いらない福島の女たち」が決定しました。
「もう、黙ってらんにー!」という福島の女たち100人で、霞が関に乗り込む ぞー!というアクション企画です。
 経産省前には、座り込みができるスペースがあるとのこと。わたしたちも、そこに陣取る予定です。日程は、10月27日~29日(各日10時~15時)。
 この3日間、フル参加はもちろん大歓迎ですが、都合のつく数時間でも大丈夫 です。
 100人集めるの、どんだけ大変なんだろ~と思っておりましたが、実は、募集チラシが完成する前から既に、34人の女たちがフライング・エントリー
 歴史を変える(かもしれない)100人の女たちに加わりたい方は、大至急、 申込書を書いてください。

チラシはこちら
http://onna100nin.up.seesaa.net/image/onna100EFBC88world-versionEFBC89.pdf

(この三日間に引き続き、「全国の女たち」の座り込みが、10月30日から11月5日まですることに決まったそうです。
 女たち、すごい!





9月19日 さよなら原発 5万人集会での武藤類子さんの発言

_________________________________

みなさん、こんにちは。
福島から参りました。
今日は福島県内から、それから避難先から
何台もバスを連ねてたくさんの仲間と一緒にやって参りました。
初めて集会やデモに参加する人もたくさんいます。
それでも
「福島原発で起きた悲しみを伝えよう」
「わたしたちこそが原発いらないの声をあげよう」と
声を掛け合い、誘い合ってやって来ました。

はじめに申し上げたいことがあります。
3.11からの大変な毎日を
命を守るためにあらゆることに取り組んできた
みなさん、ひとりひとりに
ひとりひとりを深く尊敬いたします。

それから
福島県民にあたたかい手を差し伸べ、つながり
様々な支援をしてくださった方々にお礼を申し上げます。
ありがとうございます。

そして、この事故によって
大きな荷物を背負わせることになってしまった
こどもたち、若い人々に
このような現実を作ってしまった世代として
心から謝りたいと思います。
本当にごめんなさい。

さて、みなさん。
福島はとても美しいところです。
東に紺碧の太平洋を臨む浜通り。
桃、梨、りんごと、果物の宝庫の中通り。
猪苗代湖と磐梯山のまわりに黄金色の稲穂がたれる会津平野。
そのむこうを深い山々が縁取っています。
山は碧く、水は清らかな、わたしたちのふるさとです。

3.11 原発事故を境に
その風景に目には見えない放射能が降り注ぎ
わたしたちは被曝者となりました。

大混乱の中で、わたしたちには様々なことが起こりました。
素早く張り巡らされた安全キャンペーンと不安の狭間で
引き裂かれていく人と人とのつながり。

地域で、職場で、学校で、家庭の中で
どれだけの人が悩み、悲しんだことでしょう。

毎日、毎日、否応無く迫られる決断。
逃げる、逃げない。
食べる、食べない。
こどもにマスクをさせる、させない。
洗濯物を外に干す、干さない。
畑を耕す、耕さない。
何かにもの申す、黙る。
様々な苦渋の選択がありました。

そして今
半年という月日の中で次第に鮮明になってきたことは
事実は隠されるのだ。
国は国民を守らないのだ。
事故は未だに終わらないのだ。
福島県民は核の実験材料にされるのだ。
莫大な放射能のゴミは残るのだ。
大きな犠牲の上になお原発を推進しようとする勢力があるのだ。
わたしたちは捨てられたのだ。

わたしたちは、疲れとやりきれない悲しみに深いため息をつきます。
でも、口をついてくることばは
「わたしたちを馬鹿にするな」
「わたしたちの命を奪うな」です。

福島県民は今、怒りと悲しみの中から静かに立ち上がっています。
子どもたちを守ろうと母親が父親が、おじいちゃんがおばあちゃんが。
自分たちの未来を奪われまいと若い世代が。
大量の被曝に曝されながら事故処理に携わる原発従事者を助けようと
労働者たちが。
土地を汚された絶望の中から農民が。
放射能による新たな差別と分断を生むまいと、障害を持った人々が。

ひとりひとりの市民が、国と東電の責任を問い続けています。
そして「原発はもういらない」と声をあげています。
わたしたちは静かに怒りを燃やす、東北の鬼です。

わたしたち福島県民は
故郷を離れる者も、福島の土地にとどまり生きる者も
苦悩と責任と希望を分かち合い、支え合って生きて行こうと思っています。

わたしたちとつながってください。
わたしたちが起こしているアクションに注目をしてください。

政府交渉、疎開、裁判、避難、保養、除染、測定、
原発・放射能についての学び。
そしてどこにでも出かけ、福島を語ります。
今日は遠くニューヨークでスピーチをしている仲間もいます。
思いつく限りのあらゆることに取り組んでいます。

わたしたちを助けてください。
どうか、福島を忘れないでください。

もうひとつ、お話ししたいことがあります。
それは、わたしたち自身の生き方、暮らし方です。

わたしたちは
何気なく差し込むコンセントの向こう側を想像しなければなりません。
便利さや発展が、差別や犠牲の上に成り立っていることに
思いを馳せなければなりません。
原発はその向こうにあるのです。

人類は地球に生きる、ただ一種類の生き物に過ぎません。
自らの種族の未来を奪う生き物が、他にいるでしょうか。

わたしはこの地球という美しい星と調和した
まっとうな生き物として生きたいです。
ささやかでも、エネルギーを大事に使い
工夫に満ちた、豊かで創造的な暮らしを紡いでいきたいです。

どうしたら、原発と対局にある新しい世界を作っていけるのか
誰にも明確な答えは分かりません。

できうることは
誰かが決めたことに従うのではなく
ひとりひとりが、本当に本当に本気で自分の頭で考え
確かに目を見開き
自分ができることを決断し、行動することだと思うのです。

ひとりひとりにその力があることを思い出しましょう。
わたしたちは誰でも変わる勇気を持っています。
奪われてきた自信を取り戻しましょう。

原発をなお進めようとする力が垂直にそびえる壁ならば
限りなく横に広がりつながり続けていくことがわたしたちの力です。

たったいま隣にいる人とそっと手をつないでみてください。
見つめ合い、お互いの辛さを聞き合いましょう。
涙と怒りを許し合いましょう。
いまつないでいるその手のぬくもりを
日本中に、世界中に広げていきましょう。

わたしたちひとりひとりの背負っていかなければならない荷物が
途方もなく重く、道のりがどんなに過酷であっても
目をそらさずに支え合い
軽やかに、朗らかに生き延びていきましょう。



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