2017-06

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忘れられた日本人

 最近、岩波文庫から出ている「忘れられた日本人」という本を、とても楽しく読んでいます。
 戦後間もない頃、辺境の地を含めた日本を隈なく巡り、名もない「常民」たちが暮らしの中で築いてきた文化や共同社会を記録した民俗学者の宮本常一という人が書いたものです。

 「村」というと閉鎖的で窮屈な人間関係で…というイメージが僕には強かったのですが、読んでみると村の中での自然なかたちの助け合いも多く、長々と「寄り合い」をして村のことを決めていくなど、共同体としてすぐれたものを持つ村も多かったようです。「世話焼きばっば」が必ず村に一人いて、夜中に不幸な女の人の家を訪ねて話を聞いてやったり貧しい家に食べ物を届けたり…。

 今、日本でも世界でも抱えきれない苦しみに追い詰められた人たちが自らを滅ぼし、恐ろしい事件を引き起こしています。昔の村のやり方に、そのまま戻るのは非現実的であり、問題も多いことだけれど、「助け合い」を基本にした人と人との関係を「忘れられた日本」に学びつつ新たに創り出すことの大切さを、読みながら感じています。
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コメント

久しぶりに寄らせていただきました。
テレビなどでも横の繋がりの大切さを説いていますが、ではどうするか?と言う所まで
具体的な話にまでいってなかったです。
偶然にも、昨日、開祖デーと言って、亡くなった開祖の命日に社会活動を行事でしてたのですが、その中でも先生が横の繋がりについて語っていました。
少林寺拳法の道院は、老若男女様々な人たちがコミ二ティーの場として、集まれる所にしたいと言う開祖の願いから出来たそうなんです。
初期の頃は、技術面の事は教えず、もっぱら教義主体だったそうです。
ただ、教義のみだと若者がすぐ興味を無くすので、技術面の面白さを教えつつ、教義面も学んでねっと言う、今の形になったそうなんです。
話があっちこっちと飛びましたが、これからどうやって横の繋がりを大切にしていくかという事は色々考えていかなくてはいけませんねー。

いその様 
 コメントありがとうございます。
 どう「つながり」をつくるか、というのは本当に大問題だと思います。
 NPOというものが日本でもやっと陽の目を見るようになってきたけれど、その数も内容もまだまだこれからだし、また、NPOを支援しないといけないと行政はいうけれど、寄付の控除の問題などNPOを制度面から支えるしくみも全然なっていない、というのが実情です。
 それから、これまでの日本の社会運動というのは、たいてい労働組合などの大きな組織が土台になって成り立っている側面が大きくありました。その労働組合も今や下火だし、そもそも<自立した個人>を基本に置いた社会運動でなかったために、組合の方針が変わると運動自体が大きく変節してしまい、誰も異を唱えない、というような事態がままあったのではないかと思います。現在の日本の状況から言うと、今はじめて、<自立した個人>同士がどうつながり、どういう活動をしていくのかが問われているんだと思います。
 とりあえず、会社とか地域とかすでにある組織を離れたところでつながっているグループを、どんなに小さくてもいいから自分のまわりにつくっていくことが、だれでもできる「つながり」の第一歩なのではないでしょうか。

宮本常一 生誕100年 福岡フォーラム

宮本常一 生誕100年 福岡フォーラム
宮本常一を語る会主催
5月27日(日) 13:00~17:00
アクロス福岡 円形ホール

フォーラム概要
主催者あいさつ[ 代表世話人 長岡秀世 ]13:00~13:10
ドキュメンタリー鑑賞[ "学問と情熱"シリーズから ]13:13~14:00
基調講演[ "家郷の訓"と私 原ひろ子 氏 城西国際大学客員教授 お茶の水女子大学名誉教授 ]14:05~15:20
パネルディスカッション[ コーディネーター 長岡秀世 ]15:35~16:45

パネリスト
武野要子 氏 (福岡大学名誉教授)
鈴木勇次 氏 (長崎ウエスレヤン大学教授)
新山玄雄 氏(NPO周防大島郷土大学理事 山口県周防大島町議会議長)
佐田尾信作 氏 (中国新聞記者)
藤井吉朗 氏 「畑と食卓を結ぶネットワーク」
照井善明 氏 (NPO日本民家再生リサイクル協会理事一級建築士)

作品展示
宮本純子[ 宮本常一名言至言書画作品 ]
瀬崎正人[ 離島里山虹彩クレヨン画作品 ]
鈴木幸雄[ 茅葺き民家油彩作品 ]

ご案内ありがとうございました

宮本常一を語る会様
フォーラムの案内、ありがとうございました。
27日は所要があり伺えませんでしたが、ホームページは見させてもらいました。宮本常一氏の志を引き継ぐ方たちがおられること、心強く思います。貴会の発展をお祈りします。また、機会があれば寄らせてもらいます。

人の生き様を教えてくれた宮本常一先生

宮本常一さんってわたしにとって社会に目覚めさせてくれた初めての人。日本残酷物語を読んでわたしは自分の無知に気づいた。あれからわたしはどれだけ進歩したのかな?ちょっぴり反省。これを機会に「忘れられた日本人」を読み返してみようかな。ありがとう!

ののはな様

宮本常一さんは、名前は前から知っていて、「常民」という言葉にとても惹かれていましたが、読んだのはこれが初めてです。(しかもまだ全部は読み終わっていない)
最近亡くなった歴史学者の網野善彦さんの本の中で触れられていたので、この機会に読もうと思い、買ってみました。楽しみながらぼちぼち読んでいます。

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